TheFutureForecast (管理人・黒子)
新旧の映画の観賞レビュー&ブックレビューや雑記等。
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突然ですが、入院します
血液異常が出まして、明日から入院という事になりました。
長くて半年ほどだそうです。

まあ、長らく放置していたわけで、何だいきなりという感じではありますが、そういった報告です。
最悪で白血病ということで、検査の結果が恐ろしくはありますが、頑張って生きようと思います。
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遅いけれど、2007年読書まとめ。
今年は、合計156冊。

月平均13冊といったところか、11月から年末にかけてほとんど読んでいないので、もうちょっと本は読めたはずなのに、モチベーションが上がらず残念。
今現在も余り読めていない。情けない……(涙)

というわけで、面白かった作品をリストアップしようかと思いますが、まず2007年の読書で僕に感動を与えてくれた作家さんを紹介したいと思う。

・辻村深月
・今野敏
・古川日出男
・石持浅海
・鳥飼否宇
・道尾秀介
・森見登美彦
・桜庭一樹
・島田荘司
・C.S.ルイス
・乙一

この辺りかな。
今年、改めて発見できた作家さん、以前からのファンである作家さんも含めて、いい作品に出会うことができた事を著者の方々に感謝。
特に辻村深月さんとの出会いは強烈だった。


続いて、作品別にランキング。

1位:辻村深月 『スロウハイツの神様 上・下』  講談社

・どうしようもなく作品にのめりこんでしまう僕は、ただ泣くことしかできなかった。読後に作者の狙い、意図を分かっていても何度も再読しては泣いてしまうことしかできないような作品になってしまった。
 馳星周に何と言われようが、こういう作品に救われてしまう人間は現にいるのだ。


2位:麻耶雄嵩 『蛍』 幻冬舎

・これがミステリなんだろう。
 まさに“本格”といわれるような古典的な設定の中に現代的な描写もあり、それが幻想的な風景をかもしだしていて、作品世界に取り込まれてしまう。麻耶雄嵩らしい作品であって、それ以上でもそれ以下でもないのだけれど、圧倒されてしまう。


3位:乙一  『The Book』 集英社

・副題が長いけれど、省いた。
 まあジョジョ、乙一どちらとものファンでもあるのである程度ひいきはあるけれど、これぐらいの質の高い作品であると断言は出来ます。筆力が高く描かれたジョジョの世界は見応えがあり、ジョジョファンとしての目で見て楽しめた。
 それだけの実力が乙一先生のあるからこそ楽しめたんだ、と敬意を表してランクイン。


4位:今野敏 『隠蔽捜査』 新潮社

・推理小説好きな僕は、時折“本格”作品ではないミステリ小説を読みたくなるときがある。そういう場合、大抵は“変格”かもしくは“警察小説”になるのだけれど、その衝動に駆られて読んだのがこの作品で、そして強烈な出会いだった。
 今野敏先生の実力で描かれた取材力と描写力、特にキャラクター描写に百点満点を付けたいような素晴らしい作品であって、素晴らしい。続編も出ているけれど、是非そちらも読んで欲しい。
 各社で発表されている2007年度のミステリランキングに登場しているほど、質のよいミステリ小説でございます。


5位:古川日出男 『ベルカ、吠えないのか?』 文芸春秋

・出会い、という言葉で言えば去年すでに古川日出男とは出会っていたのだけれど、ちなみに僕の古川日出男ベスト作品は今のところ『LOVE』だ。
 まあそれはそれとして、この作品によって古川日出男というベクトルを再認識した。そして、付いていこうと思った。


6位:道夫秀介 『骸の爪』 幻冬舎

・処女小説『背の眼』はもちろん良かったけれど、あえて推すのであればやはりこちらかなと。
 最初の作品よりも少しレベルが上がった、というのはまあ失礼な話だけれど、推理小説としてキャラクターやトリックやらの演出が非常に良く出来ていた。良作といっていいぐらいの作品で、もっと評価されてもいいはずなのだけれど、なぜかこの作品のシリーズはあまり評価されていないのが残念。


7位:角田光代 『だれかのいとしいひと』 文芸春秋

・上位はミステリを無理矢理押し上げたので、下位はミステリ以外を推してみる。
 というわけで角田光代作品。兎に角、うまいと思う。僕じゃ、というのは当たり前だけれど、男には描けない男女の機微を絶妙に描いている。作品の雰囲気に少し気に食わなかったりするのだけれど、けれど賞賛せずにはいられないのが、僕から見た角田光代作品像なのでした。


8位:いしいしんじ 『ポーの話』 新潮社

・古典的なファンタジーを匂わせるような素晴らしい作品。
 西洋的でありながら、東洋的な雰囲気もあり、始まりと終わりは神話的で、子供に読ませてあげたい幻想小説といったような感じ。
 まあ、読めば分かる。ほんと素晴らしい。


9位:最相葉月 『星新一 一00一話つくった人』 新潮社

・ノンフィクション作品でありながら、非常に楽しめた。
 星新一という誰でも知っている作家でありながら、作品名を挙げると、あああれが星新一作品だったんだ……という使われ方を各所でされている。その当たりをクローズアップしてみたり、星新一を語る上でSF作品を語ることになり、その時代の作家たちも同時にクローズアップされることでいろいろなことが知ることが出来て楽しめた。


10位:C.S.ルイス 『ナルニア国物語 ライオンと魔女』 岩波書店

・今さら読んだのかよ、という感じですが、まあ普通に面白く楽しめた。
 長い間語り継がれ、映画になったり、騒がれたりするには理由がある。そんなことは当たり前だけれど、読んでみて実感が出来た。シリーズ作品の最初であり、「ナルニア国物語」全体像としての一つの作品でしかないけれど、読まれるべき力がある。

 まだ全作品読んでいないので、早く読みたい。


去年は以上。
今年は、去年の読書数を意識しつつ古典作品や海外作品にも手を出したいところだけれど……好きな作家さんの新刊や話題の作品、現代小説を読んでいるだけで精一杯なのだ。

どうすりゃ良いのか分からないけれど、まあ頑張ればいいのだ。


番外:森見登美彦 『四畳半神話大系』

・この作品は順位をつけず番外で紹介。幻想小説?といっていいのだろうか、それともファンタジー? 難しいけれど、こういうメタ的な作品は好きだ。
 それでいて文学文学しているし、もっともっと評価されて欲しい作品。

 そして、団塊世代にも読んで欲しい。
ああ、久しぶりだ……
ネット開通できて、しばらく何もせずにいました。
何となく、帰ってきたなという感じがします。

まだまだ頑張りますよ。
なんとか生きています2
仕事、相変らずつらいですが、何とかやっています。
落ち着く暇はありませんが……心の安らぎが欲しい今日この頃です。

病気持ちのくせに引っ越す事が決まりました。
それも今日です。


市内から市内へ、という情けない引越しではありますが、やっと実家を離れる事ができるので、それは少し嬉しかったりします。多少、寂しさはないとは言いませんが。それでも新生活が待ち遠しい。

しかし……すぐにネットできないのですよね。
何だかんだでネットの契約をするのが遅れてしまい、年内にネット環境が整うか怪しいのです。まあ最近は、離れ気味ではあったのですが、それでもつらい部分が大きい。
まあそれもしばらくの我慢と割り切って、新天地での新生活、精一杯胸張って頑張れるように生きていきます。

相変らず、『HUNTER×HUNTER』のおかげで生きています。
『HUNTER×HUNTER』のおかげで……
なんとか生きています。
新本格20周年……
それは同時に、
僕が敬愛する作家、綾辻行人先生がデビューして20年経った事を意味しています。

いわゆる本格小説というのは推理小説であって、探偵小説といわれる作品は20年前の当時もあったけれど、社会派ミステリの台頭や広義的な意味でのミステリ小説であって、本格と世に呼ばれる作品を書く小説家というのは少なくなっていたようだ(当時の状況を知らないので、伝聞を頼りにするしかないのですが……)。
もちろんその前に偉大な小説家、島田荘司先生はデビューしていた事実は補足しておく。

綾辻先生がデビューしたと同時に、故宇山日出臣氏の仕掛けと期待を持って名付けたキャッチコピーでその後の「新本格」ムーブメントは起こった。綾辻行人先生に続いて、法月綸太郎、我孫子武丸、歌野昌午、有栖川有栖、山口雅也、今邑彩、芦辺拓、麻耶雄嵩など凄いメンバーが続々とデビューしていった。

綾辻行人先生のデビューは新本格ムーブメント抜きでは語れない。
けれど、もう新本格ムーブメントというものは無い。

ムーブメントというのは一過性のものであるはずで、それが未だに新本格といった言葉に縛られていることがおもしろい。新本格以前とか、新本格以後とか、ミステリを語る上で必ずそういう話題になるのがむしろ面白い。
もう“新”じゃないだろうと(笑)

というわけで、長々と書きましたが、綾辻行人先生のデビュー20周年を影ながらお祝い。
ついでに宣伝ですが、講談社文庫からデビュー作品『十角館の殺人』が改訂させて新装版として発売されています。同日発売で、“館”シリーズの新作『暗黒館の殺人』が全4巻で発売されます。
とりあえず、『暗黒館の殺人 1と2』が先行発売。

文庫派の方は是非、購入されてみて下さい。
というわけで、アイラブミステリ、アイラブ綾辻行人、という事で、興味無い人には全く面白く無い話題ではありましたが、そんな告知というか日記。

管理人はこれからも綾辻行人先生を応援していく所存であります。
亀田一家。
明日、JBCが処分するそうですが……いまさら?
今まで散々放置してきたというのに、いまさら横槍を入れるというのか……協会という所は本当にどこも一緒だなと思いました。

亀田一家は個人的に好きではありませんが、パフォーマンスとしてはありでしょう。プロレスが大好きな僕にはさほど驚くようなパフォーマンスではありませんが(笑)


それよりも最悪なのは、マスコミです。
今まで散々宣伝活動を行ってきたというのに、翌日のニュースでは一転して非難の集中。一部のコメンテーターが擁護していましたが、むしろそちらの方が自然に思えます。
というか、チャンピオンの内藤選手を見習って欲しいです。

内藤選手は何て言ってたのさ。
マスコミは亀田を非難する言葉を引き出そうとインタビューしていましたが、内藤選手はしっかりとした言葉で「良い選手でした」と言っていたのだから、意を汲んでやれ。
もちろんそれが当然のスポーツマンシップで、亀田大毅選手は褒められるようなことをやっていないのは当然ですが、マスコミの変わりすぎの態度は視聴者としていらつきます。


僕が亀田一家が嫌いな大きな理由は、成功のプロセス。
才能ある人間がすぐにチャンスを手に入れるのは悪い事だとは思いませんが、今までその道をたどってきて、必死に這い上がろうと今も努力しているボクサーが多くいることを忘れないで欲しいのです。

新人賞に挑戦してとかはもちろんですが、日本ランキングにしっかり入って文句なしに日本チャンピオンになってから、せめてそれから世界に挑戦して欲しい。そういったプロセスもなしにいきなり18歳の若いボクサーがファイトマネーで1億円を手にしてしまうというのは、さすがに疑問。
チャンピオンになってもテレビ放映されない、ギリギリの生活をしているなんて当たり前の世界にいて、そういった人たちを馬鹿にしてスキップする亀田兄弟は好きにはなれません。

きっと同年代のボクサーは、絶対俺なら亀田兄弟に勝てるはずだ……と思ってるに違いありません。
感動する映画②
“人口たったの1281人
 だが私には全世界だった”


これはもちろん『Stand by Me』の冒頭だ。
仲間たちだけの秘密基地で煙草を吹かし、トランプゲームを楽しむ三人。こんなのはもちろん今では放送すらできないような演出だ。

実の父親に耳をコンロで焼かれたテディ。
リーダー格で、格好良い、リバー・フェニックスことクリス。
太っちょでのろまのバーン。
そして、アメフトのスター選手の兄を持っていた、主人公のゴーディの4人の話だ。

死体を見つけに行く旅に出かける、ただそれだけの話なのに、そこにはファンタジーがあり、冒険があり、ドラマがある。ちょっと手に入れた拳銃。まるで遊びに行くような単純な動機、そして本当にただ、4人にとっては遊びなだけ。
比べられ、見くびられ、ちっぽけな世界の中、大人になろうとしている子供たち。ささいな週末の冒険。はっきり言ってしまえばそれだけのことなのだ。


“死体は見つかった”



友達は離れていくもので、それは良くあることだ。
だからこそ過去を思いっきり振り返ってしまう、それすらも良くあることだ。
感動する映画。
こういうのが某所に貼ってあったので……
http://journal.mycom.co.jp/news/2007/09/16/001/index.html


今まで観た映画の中で、いったい自分の中で感動した映画ってどれだろう……と考えてみたら面白かった。感動と一言でくくってみても、泣いた映画ならいっぱいある。だけど、その中で心を打たれた映画はどれだろう……と考えました。
記憶の中を探って探って、みた。いくつかリストアップ。

ちなみにリンク先の作品は一つもリストアップされませんでした。一番おしかったのは『スター・ウォーズ』ですかね。ただ、リアルタイムで体験してはいないので、微妙に外れてしまいました。でも『スター・ウォーズ』は大好きですし、好きな映画作品です。

そんな中、感動した映画。

『E.T.』

僕が産まれた年に公開されたこの映画を初めて観たのはちょっと思い出せない。でもただ純粋なまでに感動した。
暗闇のガレージにボールを投げかけて、返ってきた時の驚きとか、少しずつ意思の疎通、憔悴する友達、突然の来訪者、格好いいお兄ちゃんと友達。

そして何より、夜空に飛んだエリオット少年とE.T.の姿には本当に、ただ純粋に、子供心に感動して泣いた。一つ一つの演出がとても丁寧で、カメラの目線も子供目線に作られていて、入り込みやすくて、エリオット少年に憧れ、自分がエリオット少年ではないかと錯覚できた。

空に浮かび上がった瞬間。
確実に僕も空に浮かび上がっていた。ふわふわとしていて、けれど不安は全くなかった。だってエリオット少年もみんなも空を飛んだことをただ感動していたのだから……だから僕も安心して飛べた。
すごく気持ち良く、楽しかった。
行って来ました。
とりあえず、電話で予約するのも疲れました。
あーあーって感じで、何を言っているのやら自分でも分からない支離滅裂な言葉で、先生にお伝えしてきました。

とりあえず、お薬を処方してもらったので次の通院日まで様子見。
疲れます。
8月の読書。
ほとんど現実逃避のような形で読書にのめりこむ。
とはいえ、18冊しか読めなかったのが悲しい。

読み応えがあった『人狼城の恐怖』を読めた充実感は強いです。
世界最長の本格ミステリ小説という事で、まあともかく楽しめました。
ぐだぐだです
とりあえず、心療内科に通院しようかどうか悩んでいます。
仕事のストレスが主な原因で、普通の生活がなかなか難しくなってきてしまいました……ネットも全然遊べてない。

とりあえず、する事をしないと駄目でしょうね。
負けません。
麻耶雄嵩『蛍』読了。
タカタカタ・タータ・タカタカタン


というわけで、早速ですが……何というか凄かった。これぞ、って感じだった。
どこが凄いのか良かったのか、を語ろうとするとそれがミステリ
の根幹部分に関わってしまうので具体的には語れない。だけれど、凄い! 面白い!!

具体的に煮詰めて、煮詰めて煮詰めて煮詰めて……考えてしまうと、この作品はミステリーではないのかもしれなけれど、それでもまず間違いなくこの作品はミステリー作品であるという事に間違いはないんだと思う。
全ては、麻耶雄嵩先生の筆力のなせる技であって、これはもうミステリー小説としてだけではなくて、小説の技法とまでいえるんじゃないだろうか。

あぁ……読み終えて、これほど感動したのは久しぶりな気がする、多分。
何というか本当に良かった。これだから麻耶雄嵩先生のファンであることを止められないのだ。
ジョジョの奇妙な芸人……
馬鹿馬鹿しいけど面白かったり、ファンとしては嬉しい企画でした。
6月の読書。
というわけで、結局は23冊。
今日はハリポタの新作観に行ったので、原作を読み返してみようと決意してみたり。とりあえずは『赤朽葉』を読んでます。


23冊の中から選出します、番号付けていますが、ただの読んだ順番です。


1.島田荘司『ロシア幽霊軍艦事件』

論理的で完成度高し。


2.時雨沢恵一『学園キノⅡ』

何も言うな……分かってるから。


3.今野敏『隠蔽捜査1と2』

警察小説がこれほどに面白いとは思わなかった。


4.最相葉月『星新一 一00一話つくった人』

ノンフィクション小説としてレベル高し。


5.ル=グウィン『影との戦い』

今さら読んだのが恥ずかしいですが面白かった。


以上です。
最後に今月の個人的な駄作。

岡崎隼人『少女は踊る暗い腹の中踊る』。
プロレスの神様。
人それぞれいるのでしょうね。
一番多いのが恐らくは、アントニオ猪木でしょうか?

僕にとっては蝶野正洋選手ですが、
一般的に“プロレスの神様”という二つ名で呼ばれているプロレスラーといえば、当然カール・ゴッチ選手。

非常に試合巧みであり、類まれなるテクニックを持った名プロレスラーで、日本のプロレス界及び格闘技会にも貢献した方なのですが、亡くなったと聞いて大変にショック……。
どんなに超人でも歳と病気と怪我には勝てないですよね……。

いろいろな選手を思い浮かべてしまいます。
そこに痺れる憧れる任天堂。
自損して、修理してもらおうと送ったニンテンドーDSが新品になって帰ってきました。送る際に送料がかかっただけで、交換代も一切無く、タダだという事にびびりました。
保証書も無かったというのに……。

こうなったら一生、任天堂に付いて行くと心に誓った今日の夜。
「直木賞」&「芥川賞」決定!!
「第137回直木賞」は、
松井今朝子 『吉原手引草』(幻冬舎)

に決定!!
北村薫先生……(涙)


「第137回芥川賞」は、
諏訪哲史 『アサッテの人』(群像6月号掲載)

に決定!!
直木賞と芥川賞の候補決定。
決定したようです。


・第137回直木賞候補作

北村薫「玻璃の天」(文藝春秋)
桜庭一樹「赤朽葉家の伝説」(東京創元社)
畠中恵「まんまこと」(文藝春秋)
万城目学「鹿男あをによし」(幻冬舎)
松井今朝子「吉原手引草」(幻冬舎)
三田完「俳風三麗花」(文藝春秋)
森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」(角川書店)


・第137回芥川賞候補作

円城塔「オブ・ザ・ベースボール」(文學界六月号)
川上未映子「わたくし率 イン 歯ー、または世界」(早稲田文学0)
柴崎友香「主題歌」(群像六月号)
諏訪哲史「アサッテの人」(群像六月号)
前田司郎「グレート生活アドベンチャー」(新潮五月号)
松井雪子「アウラ アウラ」(文學界三月号)


FAXで流れていたので、文芸春秋のサイトで確認しました。
芥川賞はさっぱりです……。

直木賞は、大方の予想通り桜庭一樹さんの『赤朽葉家の伝説』が入り、森見登美彦さんの大評判の『夜は短し歩けよ乙女』が見事にノミネートされました。いや、凄いですね。

さあて、誰が取るのでしょうかね?
あっさり森見さんに取って欲しかったりしますが、個人的には桜庭一樹さんが受賞して欲しくなかったりします。まあ内緒にしておいてください。

では、発表に期待しつつおやすみなさーい。
上半期の読書。
1月~6月集計の読書数は、覚えているだけで69冊でした。あとちょっとで70冊!! 惜しい!!

まあ惜しくはありませんが、もう少し読みたかったですね。1ヶ月平均11冊ぐらいは読んでいることになるのですが、個人的には月平均15、6冊が理想です。2日に1作品がベストなのですが、仕事の時間と折り合いつけるとこれぐらいが限界でしょうか。

あと作品の種類と内容にもよりますがね。ライトノベルばっかりを選んでいたら、1日2冊は読めるので、相当の冊数になりそうですが……(苦笑)
 最近はライトノベル離れが加速して、ミステリー傾倒振りが激しいです。気をつけたいとは思うのですが、現代ミステリーが面白すぎてなかなか難しい……。古典とかも読みたいのですが、現状は現代小説だけで精一杯です。

 というわけで上半期の読書の中から何作品かをリストアップ。オススメしたいのと合わせて、何作かを。ちなみに番号は順位じゃありません。読んだ順番にオススメ作品をリストアップしているだけなのであしからず。あと新刊既刊問わずでのご紹介です。




 1.古川日出男 『ベルカ、吠えないのか?』

 2.道尾秀介  『背の眼』 

 3.山田正紀  『ミステリ・オペラ』

 4.角田光代  『だれかのいとしい人』

 5.辻村深月  『冷たい校舎の時は止まる』

 6.石持浅海  『顔のない敵』

 7.竹本健治  『匣の中の失楽』

 8.森見登美彦 『きつねのはなし』


 まあ……あえてリストアップするのであればこんな感じです。本当に偏った読み方しているので、上手く紹介するのも一苦労です。

 まず、『ベルカ、吠えないのか?』から。
 壮大な話です。近代史を犬の目線で語る――というとんでもない展開。唖然としすぎて、はまりにはまってしまった作品です。古川日出男LOVEであります。

 道尾秀介さんは一気にミステリー業界をのし上がっていきましたね。「本格ミステリ大賞」まで取ってしまって何とも凄いな……と思う事しか出来ません。とはいえ、面白い作品ばかりです。過去の作品は……。
 『片眼の猿』に続くここ最近の作品はちょっと、何だかなです。


 『ミステリ・オペラ』は様々雑多な意匠が施されていて、全てが分からない、分かりにくいという素晴らしいメタ的要素を含んだ面白いミステリー作品です。素晴らしく、おかしいです。
 ミステリ好きなら読むべきです!

 
 角田光代さんの作品に対してある一定の嫌悪感があるのですが、それ以上に作品の描写に対する感心や単純な共感を含めて、そういった僕自身の反応全て合わせると+になります。だから、角田光代さんの作品は好きです。
 この作品も各々独立した短編で、どれも楽しめますし、胸を打たれます。そんけー。


 辻村深月さんは全ての作品をオススメしますが、まあ読み始めるのに妥当なのは処女作品だろうな……ということで『冷たい校舎の時は止まる』を是非どうぞ。ミステリーなんですが、若干外れている、馳星周さんの言葉を借りれば、どこか癒されるような雰囲気を持つ作品ばかりです。
 是非是非どうぞ。


 石持浅海さんも最近ミステリー業界を騒がせている方ではありますが、道尾秀介さんと比べるとメジャー度では下がってしまうのかもです。ただ、作品の質でいえば決して劣っているわけではありませんし、安定した質の高さや、作品に対する真摯な姿勢がとても評価できます。


 竹本健治さんの有名な著作『匣の中の失楽』。
 読むべき作品をやっと読めたな……といった感じです。評判にふさわしい……ちょっと評判が一人歩きしている印象は受けましたが、それでも傑作である事には間違いありません。


 最後に森見さん。
 何気に『夜は短し歩けよ乙女』は読んでいません。読んだのは、『太陽の塔』と『きつねのはなし』だけです。それだけしか読んでいませんが、何となくああ、騒がれるのも分かるなあ……という印象。
 何なんでしょうこの抜群の筆力。激しく嫉妬してしまいました。


 というわけで上半期はこんな感じで読書は終了。下半期はもう少し古典を読もうかと画策しておりますが、どうなることやら。
第七回「本格ミステリ大賞」決定と選評。
今月号の「ジャーロ」で確認。

何と言いますか、興味深く読ませていただいたのですが、もう致命的なまでに個人個人で「本格」に対する考え方が違っていますね。とりあえず投票結果はこんな感じでした。

●結果〈小説部門〉(有効投票数50票)

道尾秀介 『シャドウ』  17票
京極夏彦 『邪魅の雫』  11票
鳥飼否宇 『樹 霊』    8票
石持浅海 『顔のない敵』  7票
柄刀一  『時を巡る肖像』 7票

評論部門はちょっと良く分からないので省きます。
んで、それぞれの作家や書評家の投票作品と選評を読んだのですが、本当に面白いぐらいずれていました。それが人それぞれ……というような表現で済めば良いのですが、みんながそういう姿勢とかではなくてあくまでも自分の「本各論」を展開しての選評なので、なんかギスギスしている雰囲気が出ていたような、いないような……。

とりあえず僕も上記の作品は事前に読んでおきました。
僕が投票するとしたら『顔のない敵』にしていました。道尾秀介の『シャドウ』はもちろん面白いですし、好きなのですが、いざ「本格」なのか?という問いがあった場合、素直に『シャドウ』は本格です。と言える自信が僕の中にはありません。
選評者の中にも『シャドウ』じゃなく、『骸の爪』だったら推していた――という意見が割と多くあって、その意見に思わず頷いていました。

作品の雰囲気や内容に構成といった様々な要因を含んで『シャドウ』は傑作だ、という声には反論の余地無く同意します。けれど、「本格ミステリ大賞」に選ばれるべき作品はどちらかと問われれば、やはり『骸の爪』を推します。作品としての良さであれば、『シャドウ』かもしれませんが、「本格ミステリ大賞」なのであれば『骸の爪』を候補に入れるべきでした。そう思います。


『邪魅の雫』は、京極堂シリーズの最新作であり、文句無く「本格」の様相を呈していましたし、作中に昨今の「本格論争」へ意見を傾けるような言葉もいくつかあり、その点も含めて非常に質の高い作品となっていたと思います。
ただやっぱりシリーズ作の一つという事もあり、ここであえて『邪魅の雫』を推す必要性が見つかりません。北村薫先生の弁をお借りすれば、『邪魅の雫』以上に推すべき作品が京極先生の著作の中にありますし、どうしても比べてしまいます。


『樹齢』は、北海道のアイヌという閉鎖的な文化を取り扱っていて、その取材力は評価するに値すると思います。メインロジックに不可解な謎を提示して、それを解き明かすまでのプロットも素晴らしいですし、人物造型はもちろん動機の部分も納得できる部分は強く、ミステリ作品として傑作である事はこうして選ばれた事からしても当然認められるべき部分でしょう。
ただ多少の物足りなさがあり、「本格ミステリ」大賞に推す事は出来ない気がしました。


『時を巡る肖像』は、絵画修復士である主人公が行く先々で事件に巻き込まれるという形のミステリー短編集であり、これもやはり「本格」である事には間違いないと思います。
ただ一編一編の力強さが足りなかったせいか、不完全燃焼のまま読みきってしまいました。面白くはあったのですが、個人的な感覚で何となく物足りませんでした。『樹霊』もそうなのですが、ちょっと感覚的な感想に頼りがちで、語るだけの筆力も語彙もないので申し訳無いのですが、未熟な人間にはそういうった読後感で評価する事しかできません。
これがプロと素人の差ですね。情けない。


最後に、『顔のない敵』。
このノミネート作品の中であれば、ダントツに推します。もしも、『骸の爪』がノミネートされていればそちらを推していたでしょうが、そんな想像はいくらでも出来るのでとりあえずは良いでしょう。

『顔のない敵』は、「地雷」という物を作品のテーマにそしてモチーフにしている短編集です。選評者の方々の多くが「弱い」という言葉を使っていましたが、それに反論する事は僕も難しいと思います。思いますが、その「弱さ」を含めても、『顔のない敵』の素晴らしさが損なわれる事はないと僕は考えます。
アイデアはもちろん、平和ボケしている日本人には「地雷」というイメージの付かない道具を使用し、それを上手く使ったプロットは賞賛せざるを得ないはずです。また、現在過去未来に起こり、起こっている、これからも起こるだろう政治的要素や人間と人間との関係を見事に描ききった作品というのはミステリ小説の中においてもそう多くはないだろうと想像します。

こういった特異な作品を推さずに、どうして『シャドウ』が受賞するのかは若干納得がいきませんが、まあそれは結果ですからね。
個人がどう思おうと仕方のないことであると思います。

こういう事を書くだけの知識と経験が無い僕が何を言っても仕方がないということなんですが……。読んでいない現代ミステリに古典ミステリが多すぎて泣けてきます。全然追いつけません。
素人の暴言です。


最後に一言二言。
二階堂黎人先生はアレですね。某文学賞における某作家さんと同じ役割を果たしていますね。
悲しすぎて選評はとてもじゃないですが読めません。

いろいろ言ってもしょうがないし、その中に桜庭一樹の『赤朽葉家の伝説』をノミネートさせるべきだったとか言わないで下さい。「日本推理作家協会賞』でもミステリか否かの議論に発展したというのに、ミステリか否かの議論が含まれるような作品は「本格ミステリ大賞」に選ばれるべき作品ではないと思います。
作品の良し悪しとはもちろん別として。

そういう部分に差を付けるために「本格ミステリ大賞」がある意味があると思いますし、ノミネート作品を選ぶ方式を変更させる等には同意しますけれどもね。評論作への選評もそうですし、読者の一人としては不愉快にならざるを得ないような発言でした。

というわけで眠いです。おやすみなさい。
読了本と日記。
【火曜日】

お仕事でした。
まあ普通にぐわーっとやって、よっしゃーっと終わって、寝るぞーっと寝ました。

本は休憩時間に読んでました。読書は大好きです。


【水曜日】

お休みでした。
頑張って昼前に起きました。目覚し時計が起きろ起きろと言うので、頑張って起きて顔を洗って眠気を解除。勢いで飯を作って食べました。
ラーメンズのDVDボックスの中から『CHRERY BLOSSOM FRONT 345』を選んで観賞しつつ、横目で読書。どないやねんというような程のながら族です……申し訳ない。
でもちゃんとDVDも観てるし、本も読めてるんですよね……説得力ないですけど(苦笑)

途中、散歩でTSUTAYAに出向いて『リチャードホール』のDVDを借りて観賞。もちろん片手には本。
あっという間に夜になって寝る時間になったので就寝。ほんとのんびりしていると休日なんてあっというまに過ぎてしまいます(苦笑)


【木曜日】

つまり今日ですね。
当然……仕事です。家に帰って夕食食べたりお風呂入ったりして現在。

そろそろ寝ようと思っている感じです。というわけでおやすみなさい。
そう言えば安達寛高という方の自主制作映画を鑑賞してきたのを忘れていたので、近いうちに感想を記事にしたいと思っています!
お楽しみに!!
本と日常。
普通に日記を書こうとするとどうしても本が絡んでしまいます……。
まあいいか。


日曜日。はお休みでした。
本当は平日休みが好きなんです。みんなが働いている時に休むなんて贅沢じゃないですか? そういうのが好きなんですよ。まあ仕方なく日曜日に休んでみました。

けど、なかなか良かったんですよ。
のんびり「笑点」見て、夜に「がきの使い」を見れる幸せ、久しぶりに味わいました。日曜日に休みたーーーーーーーーい!!


月曜日。は当然お仕事。
恐ろしき月曜日。テンション下がりまくりで仕事。業務はそれなりにありましたが無難にこなして帰宅。
一息ついて糖分摂取。これもそれなりに幸せな事です。

健康に甘い物が食べられる幸せって……あるよねー?
通勤中にハードカバーを読む幸せ、しかし重い。
内容も重い。
貫井さんの『転生』で、重厚なミステリーって雰囲気が重い。でも負けないで過ごしました。
ふつうに日記。
以前もそうだったけれど、ブログなのに日記を全く書いていなかった。
過去ログを何度読み返してみても、人間味というのが全くなくて、このブログを書いている自分の存在が薄すぎて情けい思いがしました。

これからはなるべく日記を書いていこうと決意しました。読む人が入るかどうかは別として、自分の為に。
眠いですので今日はこれだけ……。
『監督ばんざい』を観賞。
北野武監督の最新作。

凄かった。カオスでカタルシスだった。良い意味でも悪い意味でも取れるような壊れ方でした。
観た人によって評価や感想が分かれるような個性的な作品でした。僕にとっては最高な作品でした。

編集するのが大好きだと以前にインタビューで答えていましたが、まさしくそれを反映するかのように天才的な編集作業でした。素人目なのでプロから観たらどうなのか分かりませんが……(苦笑)


でも本当に凄かった。
『TAKESHI’s』をさらに超えてきた作品。現実と虚構が入り混じって構築された、北野武という人間の描写力が素晴らしいです。
映画という枠組みの中で、こういうアプローチをしている人間って数少ないと思いますし、その中でこれほど完成度の高い作品を作ってしまう人も少ないでしょうね。

まさに異質。そして異質だからこそエンターテインメントからは遠く離れてしまう。そしてそれは、興行という意味では決して成功しない。
だけれど、興行が成功していないからといって作品が面白く無いわけじゃない。もちろん面白いと約束するわけじゃありませんがね(苦笑)


でも映画に関わっている人たち、好きな人も製作者もですが、この映画は観るべきだと思います。作品性もそうですし、こういう表現が映画で出来るということが分かればやりがいも出てくるんじゃないかと思います。

この映画のラスト。
本当に感動しました。素晴らしいです。
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