TheFutureForecast (管理人・黒子)
新旧の映画の観賞レビュー&ブックレビューや雑記等。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
遅いけれど、2007年読書まとめ。
今年は、合計156冊。

月平均13冊といったところか、11月から年末にかけてほとんど読んでいないので、もうちょっと本は読めたはずなのに、モチベーションが上がらず残念。
今現在も余り読めていない。情けない……(涙)

というわけで、面白かった作品をリストアップしようかと思いますが、まず2007年の読書で僕に感動を与えてくれた作家さんを紹介したいと思う。

・辻村深月
・今野敏
・古川日出男
・石持浅海
・鳥飼否宇
・道尾秀介
・森見登美彦
・桜庭一樹
・島田荘司
・C.S.ルイス
・乙一

この辺りかな。
今年、改めて発見できた作家さん、以前からのファンである作家さんも含めて、いい作品に出会うことができた事を著者の方々に感謝。
特に辻村深月さんとの出会いは強烈だった。


続いて、作品別にランキング。

1位:辻村深月 『スロウハイツの神様 上・下』  講談社

・どうしようもなく作品にのめりこんでしまう僕は、ただ泣くことしかできなかった。読後に作者の狙い、意図を分かっていても何度も再読しては泣いてしまうことしかできないような作品になってしまった。
 馳星周に何と言われようが、こういう作品に救われてしまう人間は現にいるのだ。


2位:麻耶雄嵩 『蛍』 幻冬舎

・これがミステリなんだろう。
 まさに“本格”といわれるような古典的な設定の中に現代的な描写もあり、それが幻想的な風景をかもしだしていて、作品世界に取り込まれてしまう。麻耶雄嵩らしい作品であって、それ以上でもそれ以下でもないのだけれど、圧倒されてしまう。


3位:乙一  『The Book』 集英社

・副題が長いけれど、省いた。
 まあジョジョ、乙一どちらとものファンでもあるのである程度ひいきはあるけれど、これぐらいの質の高い作品であると断言は出来ます。筆力が高く描かれたジョジョの世界は見応えがあり、ジョジョファンとしての目で見て楽しめた。
 それだけの実力が乙一先生のあるからこそ楽しめたんだ、と敬意を表してランクイン。


4位:今野敏 『隠蔽捜査』 新潮社

・推理小説好きな僕は、時折“本格”作品ではないミステリ小説を読みたくなるときがある。そういう場合、大抵は“変格”かもしくは“警察小説”になるのだけれど、その衝動に駆られて読んだのがこの作品で、そして強烈な出会いだった。
 今野敏先生の実力で描かれた取材力と描写力、特にキャラクター描写に百点満点を付けたいような素晴らしい作品であって、素晴らしい。続編も出ているけれど、是非そちらも読んで欲しい。
 各社で発表されている2007年度のミステリランキングに登場しているほど、質のよいミステリ小説でございます。


5位:古川日出男 『ベルカ、吠えないのか?』 文芸春秋

・出会い、という言葉で言えば去年すでに古川日出男とは出会っていたのだけれど、ちなみに僕の古川日出男ベスト作品は今のところ『LOVE』だ。
 まあそれはそれとして、この作品によって古川日出男というベクトルを再認識した。そして、付いていこうと思った。


6位:道夫秀介 『骸の爪』 幻冬舎

・処女小説『背の眼』はもちろん良かったけれど、あえて推すのであればやはりこちらかなと。
 最初の作品よりも少しレベルが上がった、というのはまあ失礼な話だけれど、推理小説としてキャラクターやトリックやらの演出が非常に良く出来ていた。良作といっていいぐらいの作品で、もっと評価されてもいいはずなのだけれど、なぜかこの作品のシリーズはあまり評価されていないのが残念。


7位:角田光代 『だれかのいとしいひと』 文芸春秋

・上位はミステリを無理矢理押し上げたので、下位はミステリ以外を推してみる。
 というわけで角田光代作品。兎に角、うまいと思う。僕じゃ、というのは当たり前だけれど、男には描けない男女の機微を絶妙に描いている。作品の雰囲気に少し気に食わなかったりするのだけれど、けれど賞賛せずにはいられないのが、僕から見た角田光代作品像なのでした。


8位:いしいしんじ 『ポーの話』 新潮社

・古典的なファンタジーを匂わせるような素晴らしい作品。
 西洋的でありながら、東洋的な雰囲気もあり、始まりと終わりは神話的で、子供に読ませてあげたい幻想小説といったような感じ。
 まあ、読めば分かる。ほんと素晴らしい。


9位:最相葉月 『星新一 一00一話つくった人』 新潮社

・ノンフィクション作品でありながら、非常に楽しめた。
 星新一という誰でも知っている作家でありながら、作品名を挙げると、あああれが星新一作品だったんだ……という使われ方を各所でされている。その当たりをクローズアップしてみたり、星新一を語る上でSF作品を語ることになり、その時代の作家たちも同時にクローズアップされることでいろいろなことが知ることが出来て楽しめた。


10位:C.S.ルイス 『ナルニア国物語 ライオンと魔女』 岩波書店

・今さら読んだのかよ、という感じですが、まあ普通に面白く楽しめた。
 長い間語り継がれ、映画になったり、騒がれたりするには理由がある。そんなことは当たり前だけれど、読んでみて実感が出来た。シリーズ作品の最初であり、「ナルニア国物語」全体像としての一つの作品でしかないけれど、読まれるべき力がある。

 まだ全作品読んでいないので、早く読みたい。


去年は以上。
今年は、去年の読書数を意識しつつ古典作品や海外作品にも手を出したいところだけれど……好きな作家さんの新刊や話題の作品、現代小説を読んでいるだけで精一杯なのだ。

どうすりゃ良いのか分からないけれど、まあ頑張ればいいのだ。


番外:森見登美彦 『四畳半神話大系』

・この作品は順位をつけず番外で紹介。幻想小説?といっていいのだろうか、それともファンタジー? 難しいけれど、こういうメタ的な作品は好きだ。
 それでいて文学文学しているし、もっともっと評価されて欲しい作品。

 そして、団塊世代にも読んで欲しい。
スポンサーサイト

COMMENT

 管理者にだけ表示を許可する
建築基準法ナビ
| URL | 2008-08-24-Sun 01:27 [EDIT]
建築基準法の検索サイト。改正建築基準法、改正、耐震基準、建築基準法施行令、告示など建築基準法に関する各種情報をお届けしています。 http://hadj2.atmormortgage.com/
アロマテラピーでダイエットする
| URL | 2008-10-20-Mon 22:13 [EDIT]
植物のもつ香りを利用して心や体を健康にする自然療法で、狭義には植物から抽出した精油(エッセンシャルオイル)を使用する健康法をいう http://cream.victoriaclippermagazine.com/
そうですね
昭雄 | URL | 2008-11-12-Wed 08:50 [EDIT]
いつも遊びに来ます。継続してアップ凄いですね。僕も頑張ります。もう寒いので風邪などに気をつけて下さい。応援しています。

TRACK BACK
TB*URL
Copyright © 2005 TheFutureForecast (管理人・黒子). all rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。